なぜAnteは、ヴィンテージウォッチの商品数が少ないのか
「どうしてAnteには商品数が少ないのですか?」
お客様から、このようなご質問をいただくことがあります。
その理由は、とてもシンプルです。
私たちは、本当に納得できた時計しか商品化しないと決めているからです。
毎月約10,000本のヴィンテージウォッチを確認しています
ヴィンテージウォッチの仕入れには、大きく分けて3つの方法があります。
- 国内外のディーラーからの仕入れ
- 時計専門市場での仕入れ
- お客様からお譲りいただく買取
世界中では、毎日数多くのヴィンテージウォッチが流通しています。
Anteでも日々その中から時計を確認し、毎月目にする時計は約10,000本に及びます。
しかし、その中から実際に買い付けることができる時計は、わずか10数本ほどです。
さらに、買い付けた時計も一点一点改めて状態を確認し、最終的に商品としてご紹介するのは、その中の一部だけです。
ヴィンテージウォッチは「傷の少なさ」だけでは選びません
時計を見るとき、私たちが大切にしているのは、単純な見た目の綺麗さではありません。
その時計が、どれだけ当時の姿を残しているか。
そこを慎重に確認しています。
傷が少ないこと。
新品のように見えること。
それだけで、本当に状態の良いヴィンテージウォッチとは判断できません。
ケースのシルエット。
文字盤のオリジナル性。
ブレスレットの摩耗。
ムーブメントやケース内部の状態。
そして、これから先もメンテナンスを続けながら安心して使用できるか。
それらを総合的に確認することが、ヴィンテージウォッチを選ぶうえで大切だと考えています。
私たちが考える「本当に良いヴィンテージ時計」とは何かについては、「ヴィンテージウォッチの「本当に良い状態」とは?」で詳しくご紹介しています。
外装だけでは、時計の本当のコンディションは分かりません
私たちは、外装だけを見て時計を判断することはありません。
ムーブメントやケース内部まで確認します。
内部には、その時計がどのように使われ、どのようなメンテナンスを受けながら現在まで残ってきたのか、その痕跡が表れることがあります。
例えば、外装は新品のように綺麗でも、内部の状態を見ると、その印象と一致しない時計があります。
反対に、外装には自然な経年変化がありながら、内部まで大切に扱われてきたことが伝わる時計もあります。
時計には、外装と内部の状態を合わせて見ることで初めて分かる「辻褄」があります。
その整合性まで確認して、私たちは一本の時計のコンディションを判断しています。
オリジナルの文字盤やケースを大切にしています
ヴィンテージCartierでは、文字盤やケースのオリジナル性も大切な判断材料です。
見た目が綺麗だからという理由だけで、良い状態だとは判断しません。
文字盤が当時のオリジナルの状態を残しているか。
ケースが過度な研磨によって本来のシルエットを失っていないか。
その時計が持つ本来の姿を、どれだけ自然な形で残しているかを確認します。
Anteがオリジナル文字盤を大切にする理由については、「ヴィンテージカルティエのオリジナル文字盤とは?」でも詳しくご紹介しています。
約10,000本を見ても、商品化できる時計はごくわずかです
毎月約10,000本の時計を確認しても、実際に買い付ける時計は10数本ほどです。
そして、そのすべてがAnteの商品になるわけではありません。
買い付けた後にも改めて検品を行い、
ケースやブレスレットの状態。
文字盤などのオリジナル性。
ムーブメントのコンディション。
そして、将来のメンテナンス性。
それらを総合的に確認します。
その結果、たとえ希少なモデルや人気のあるモデルであっても、Anteの基準を満たさなければ商品化を見送ります。
そのため、最終的にお客様へご紹介できる時計は、どうしても限られます。
商品数よりも、一点一点の品質を大切にしています
もっと多くの商品を仕入れ、販売するという方法もあると思います。
しかし、私たちが目指しているのは、商品数の多い時計店ではありません。
お客様に、5年後、10年後、そしてその先も安心して使い続けていただける一本をご紹介することです。
だからこそ、希少だから仕入れるのではありません。
人気があるから仕入れるのでもありません。
自分たちが本当に納得し、これから先も大切に受け継いでいただけると判断した時計だけをご紹介する。
それが、Anteの商品数が少ない理由です。
Anteがどのような基準で時計を商品化しているのかについては、「販売したその先まで考える。それがAnteの品質基準。」で詳しくご紹介しています。
Ante's Philosophy
私たちが見ているのは、「どこから来た時計か」だけではありません。
どのような時間を歩み、どのような状態で現在まで受け継がれてきたのか。
そして、これから先も安心して大切に受け継いでいただける一本なのか。
数ではなく、一点一点の品質と向き合うこと。
それが、Anteがヴィンテージウォッチを選び続けるうえで大切にしている基準です。




