これまで私は、20年以上にわたり数え切れないほどのヴィンテージウォッチを見てきました。
15歳の頃から懐中時計を集め、機械式時計の構造を学び、ムーブメントや職人の技術に魅了されながら、この世界に携わってきました。
現在Anteでは、ヴィンテージカルティエを中心にご紹介しています。
その理由は、単純にカルティエというブランドが好きだからではありません。
長年さまざまな時計を見続けた結果、私にとってカルティエは外すことのできないブランドになったからです。
時計を見る基準は、20年以上の経験で変わりました
時計に興味を持ち始めた頃の私は、ムーブメントや複雑な機構に魅力を感じていました。
しかし、20年以上ヴィンテージウォッチと向き合う中で、時計を見る基準は少しずつ変わっていきました。
毎日安心して使えること。
長く修理を続けられること。
そして、何十年経っても古さを感じさせないデザインであること。
長く愛される時計には、そうした共通点があると感じるようになりました。
そして、私自身がその魅力を最も強く感じたブランドの一つが、カルティエでした。
ヴィンテージカルティエが時代を超えて愛されるデザイン
カルティエを代表する「タンク」は1917年に誕生しました。
100年以上の時を経た現在でも、その基本的なデザインは古さを感じさせません。
正面から見た美しさ。
腕に着けたときの美しさ。
横から見たケースライン。
どの角度から見ても美しいと感じられる時計は、決して多くありません。
時計でありながら、工芸品であり、ジュエリーでもある。
時代が変わっても失われない、この一貫したデザイン思想こそ、私が感じるカルティエ最大の魅力の一つです。
カルティエはムーブメントだけで選ぶ時計ではありません
ヴィンテージウォッチの世界では、ムーブメントの希少性や複雑な機構が評価されることがあります。
もちろん、それも時計の大きな魅力です。
一方で、カルティエを見るとき、私たちはムーブメントだけで時計の価値を判断することはありません。
ケースのデザイン。
腕に着けたときの美しさ。
装着感や使いやすさ。
そして、長くメンテナンスを続けながら使えること。
カルティエの魅力は、ムーブメントだけではなく、それらすべてを含めた時計全体の完成度にあると考えています。
カルティエとムーブメントの関係については、 「カルティエはムーブメントで選ぶ時計ではありません。」 でも詳しくご紹介しています。
ヴィンテージカルティエを長く使い続けられる理由
時計は、ご購入いただいた瞬間が完成ではありません。
10年後。
20年後。
さらにその先も、メンテナンスをしながら使い続けられることが、本当の価値につながると私たちは考えています。
ヴィンテージカルティエには、比較的シンプルな構造のムーブメントを採用した時計も多く、適切なメンテナンスを続けながら長く愛用されてきた個体が数多くあります。
また、現在でもヴィンテージモデルの中には、カルティエの正規サービスへ修理やメンテナンスについて相談できる時計があります。
長い年月を経た時計であっても、その先まで使い続けることを考えられる。
これは、ヴィンテージカルティエを選ぶうえで、私がとても大切にしていることの一つです。
Anteでも同じ考え方を大切にし、現在の状態だけではなく、販売後の修理やメンテナンスまで見据えながら一本一本の商品化を行っています。
20年以上時計を見続けた私がカルティエを選び続ける理由
長年時計を見続けてきた今、私が大切だと考えていることは、とてもシンプルです。
時計は、
美しいこと。
使いやすいこと。
修理を続けながら長く使えること。
そして、何十年先に見ても美しいと思えるデザインであること。
私にとってカルティエは、そのすべてを高い次元で感じることのできるブランドです。
だから現在Anteでは、ヴィンテージカルティエを中心にご紹介しています。
それは、単に人気があるからでも、ブランドとして有名だからでもありません。
20年以上さまざまな時計を見て、触れ、学び続けてきた結果として、これから先もお客様へご紹介していきたいと思える時計だからです。
ヴィンテージカルティエを選ぶ際に、私たちが価格以上に大切だと考えていることについては、 「価格よりも大切なこと。ヴィンテージカルティエを選ぶ基準」 でも詳しくご紹介しています。
Anteがヴィンテージカルティエを紹介する理由
優れたヴィンテージウォッチとは、複雑な機構や希少性だけで評価されるものではありません。
時代を超えて愛されるデザイン。
長くメンテナンスを続けられること。
そして、何十年先も身に着けたいと思えること。
私たちは、そのすべてを大切にしながら、これから先の時間にも寄り添えるヴィンテージカルティエをご紹介していきたいと考えています。




